映画 穴(原題:Le Trou 1960仏) -脱獄映画の原点-
なんとなーーーく
自分が好きな映画を紹介したいと思います。
フレンチ・フィルム・ノワールの古典として知られる「現金に手を出すな」で有名なジャック・ベッケル監督作品、1960年に公開されたフランスの映画です。
そしてこの「穴」という作品は
1947年にフランスはパリの14区にあるサンテ刑務所で実際に起きた事件を映画にしたもので、当時の脱獄囚がメインの役で出ているんです!(今じゃ考えられないな...)
元々、「現金に手を出すな」でジャック・ベッケル監督を知った後に
たまたまGEOで見かけて借りてみたんですが
これが大当たりでした。
先に紹介した通り、
脱獄を試みる囚人質が主人公の映画なのですが、
白黒フィルム、CG一切無しの中で
「音」の効果が素晴らしいのなんの。
穴を掘るたびになるカチン!カチン!という音が
それだけなのにとてつもない緊張感を生み出します。
刑務官がすぐ近くで見回りしてるのに
そんな大きい音たてていいんかい!
ってツッコミたくもなり、
こっちまでヒヤヒヤしてしまいそうになりました笑
そして穴掘りのシーンを一切省かず
ジワジワと計画は進行しているように思えるのですが、ラストにはとんでもない結末が。
ただ、穴を掘り脱獄を試みる映画なのに
こんなにドキドキさせられるとは!
劇中でながれるピアノのメロディーが
また不思議な世界観を生み出してくれていて、今でもたまに聴きたくなって聞いちゃいます笑
ちなみに、ジャック・ベッケル監督はこれが遺作となってしまいました。
「現金に手を出すな」をご覧いただいた方でまだこの作品を見ていない方、
脱獄系が好きな方、
ちょっと昔の海外映画の雰囲気を味わいたい方におすすめしたい1本です。
初めて感想書いてみたけど、どうなんだろ笑
修正とかしないから、多分投稿して見てみたらすごいグタグタな文章なんだろうな笑
とりあえず、文章はだんだんと上手くなればいいや...
次はヒッチコックかトマス・グディエレス作品の感想を書きたいな〜